まっきんのブログ

衝動高めの学生の【神戸街ブラ】【日常】【珍スポ巡り】

うちの9歳下の弟がぶっとんでる話

 

こんにちは。

最近実家に帰って中1の弟に会いました。

 

うちの弟、お父さんに「お前、変なやつやな。」と言い放たれるぐらい、ちょっと変です。

 

1、電車で寝過ごしたのに気づいても二度寝する

 

弟「俺な、いつも睡眠不足で今日も5駅ぐらい寝過ごした。」

私「そうなん。」

弟「でも、起きた時に降りるのめんどかったから、そのまま2度寝した。」

私「えっ.....?」

 

流石にこれは困惑しました。

普通、電車で寝過ごしたら慌てて飛び起きてそのまま降りると思っていましたが、弟は少し違います。

そこで、もう一度寝るのです。

そして再び起きた時には最寄駅から10駅ぐらいのところにいたそうです。

そして、寝ぼけすぎてここがどこかもわからぬまま、とりあえずファミリーマートにいってお菓子を買って、そのあと普通に戻ってきたそうです。

 

こんなにマイペースな人っているのかと逆に感動しました。

 

 

2、自転車を担いで帰ってくる弟

 

弟はファミマの常連客です。今日もファミマに自転車で行ったそうです。

しかし、店内でファミチキを買って戻ってきた頃には、自転車の暗証番号が思い出せなくなっていました。

どうして、我が弟よ、、君はまだ若いっていうのに。。

そして何度やっても鍵が開かなかったので、結局家まで自転車を担いで帰ってきたそうです。

 

そんな弟は帰宅するなり母に「いろんな人に注目された〜」と言っていたそうです。

そらそうだ。なんで街中で自転車を担いで運ぶ中学生がいるんだ。

自転車を盗んでいる最中の人か、変わったトレーニング法で筋トレしている中学生と思われるでしょう。

たぶん弟はこういう経験をしても「俺はバカだ...」とか思わずに、家に帰ってきたら、のほほんとゲームをやって、5分前に何があったかも覚えてないのでしょう。

すごいお気楽者の弟。

しかも通常運転ですからね、これが。

 

 

3、三者面談に行かない弟

 

 

最近弟の学校では三者面談があったそうで、部活が終わった4時間後に母、先生、弟の3人で成績についての面談があったそうです。

 

まあ普通の人なら、三者面談と書いてあるぐらいなので自分も出席しますよね。

でもうちの弟はふっつーーに家に帰ってきました。

「おっす、ただいま!」みたいなノリで。

 

それにびっくりした私は弟になぜ帰宅してきたのか尋ねました。

 

私「え、三者面談あるのに帰ってきたん?」

弟「4時間も待てるか。宿題も何も持ってきてないのに。やることないし。」

私「まあ、そうやな。4時間は長すぎるわ」

(ここで納得するな、私よ....)

 

まあ、4時間は長いけど、普通三者面談は出るよね.....

 

結局母親が1人で行って、先生とおしゃべりして帰ってきたそうです。

 

母「みんな親子で帰ってるのに、私だけ1人で帰ってきたよ。というか私、三者面談の手紙すらもらっていないし、学校に振り込むお金のことも何も知らないけど、先生から『振込まだですか』って催促されたんだけど。」

 

これは弟が手紙類を全く母親に渡さないことから起きたことです。

弟は全部がテキトーすぎるのです。三者面談の手紙も親が時間を決めるはずなのに弟が適当に書いたのでしょうか。なんにせよこのままだと、弟は社会不適合者になってしまう....

自由すぎて社会で生きていくことができないのではないでしょうか。大丈夫かなあ....

多分先生も、「やばい親」と「やばい生徒」と思っているでしょう....

 

 

4、習い事に行くのを忘れる弟

 

これも全部同じ日に起きたことなんですけど、三者面談をさぼった弟は、バイオリンの習い事もサボりました。

厳密にいうと、弟は「行くのを忘れていた」のです。

習い事って忘れるものなの.....!?

うそでしょ、って感じなんですけど実際弟はバイオリンの「バ」の字も頭をかすめないまま、お気楽に「おっすパパ!おかえり!」と言って、バイオリンが始まる時間に帰宅した父親に元気に挨拶していました。

 

そして父親が「おまえ、バイオリンいかんのか.....?」ときくと、弟は初めてそこで気づいたようで、「あ、忘れてた。」と言っていました。しかし特にびっくりしている様子でもなく、「まあいっか」ぐらいにしか思っていないようでした。

 

そしてほどなくしてバイオリンの先生から電話がかかってきて、父親が電話越しに頭を下げている様子を目にしました。私は料理中だったので音は聞こえませんでしたが、小声ですごい謝っている様子が伝わってきました。

 

父親は仕事からヘトヘトになって帰ってきて、そのあとさらに息子の習い事先から叱られるという、最悪の仕打ちを受けていました。謝るのは弟であるべきなのに....

 

そして晩御飯の前に向き合う弟と父。

父は「お前は、人をなめてるとしか思えない。変な奴だな、おまえ。

と自分の息子に言い放っていました。

 

それをきいた母は「自分の息子に『変な奴って...』」と言って私の方を向いてこっそり笑っていました。

たしかに自分の血の繋がった子どもに「変な奴」って言う父親のシーンはなかなかないでしょう。

これにはわたしも笑ってしまいました。

 

そんな感じで、父親以外誰も真剣に弟に怒らないので、こんなテキトー人間に育ってしまいました。果たしてどんな大人になるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人と比較してしんどくなっちゃう君へ

 

こんにちは。最近眠すぎて眠すぎて、寝ても覚めても眠いです。なんでだろう?

あと大学が始まったけど夏休み感が抜けなくてオンライン動画がたまってきている今日この頃です。

 

 

タイトルにある通り、今日は「人と比べてしまうこと」について考えたいと思います。

 

 

 

私たちは数々のレースに自動的に参加させられてきた

私は今3回生なのでもうすぐ就活生なのですが、就活って完全に競争ですよね。受験も、競争でした。誰かよりも良い成績をとって枠が限られた中に入り込まなきゃいけませんでした。私はそれを当たり前だと思ってたので、その競争の仕組みに関してはなんにも疑問を感じませんでした。

 

でもやっぱり小学4年生から浪人のときまで断続的ではあるもののずっと塾に通って常に誰かと競争していたことに疲れたのかわかんないですけど、私は大学では競争のない「山登り」サークルに入りました。

 

 

 

うまくいっている友達と比べてしまう

そして現役合格した4回生の友達が就活を終えていきました。私の高校は進学校であり賢い子が多かったこともあって、みんなが内定をもらったところは商社や大企業(関西電力とか富士通とか)が多く、私はそれを聞いてすごい!と思ったと同時にすごく焦りました。

そしてどうやって就活に成功したか知りたいと思い、「TOEIC何点だった?」ときくと「850点」と言われたので、「え、なんでいつの間にこんなに差がついたんだろう...」と焦りと絶望感で苛まされました。(同じ中高だったのに。。)

そしてその「就活うまくいった友達と自分を比べてしまってしんどくなること」をキリスト教を学んでいる友達に相談すると「人と比べてもいいことないよ」と言われました。

 

わたしも「そうだよな、うん、それはわかっているんやけど、どうしてもみんなと比べて焦ってしまうんよ」と思いました。

 

今までは誰かと競い合うことで頑張ってきた

やっぱり私は人と比べることで今まで勉強とかを頑張っていました。親にも「勉強しないと学校の子に負けるよ」とか言われてましたし、塾の先生もクラスの成績のランキング表を教室に貼っていたので、それを見て「わたしも1位になりたい!」と思って勉強していました。

 

 

そういう感じで、みんなと比べて今までやってきました。

 

でもだんだん人と比べることがしんどくなってきました。

 

そんなに単純にものごとが進まなくなってきたのかな。

 

 

ゴールが見つからないと突っ走ることさえ困難

今までは「テストで100点取る」とか「医学部に入る」ことが目標でしたが、医者にもなれない今、ずっと目標にしてきたことはなくなったので、今はなにを目標にすれば良いのかわからなくなりました。

今まではゴールが単純明快だったから、そのゴールに向かってただ突っ走ればよかった。でも今は目指すべき場所がわからなくて、突っ走ることさえもできない状態になってしまいました。

いまは自分にとって幸せになる方向性をゴールにしたいな、と思っているので、簡単に目標を決められないのかもしれないです。

 

 

 

いつからみんな人と比べるようになった?

最近くもんのバイトをしていて、先生が子どもに「〇〇ちゃんはもうあそこまでいってるから、あなたもその子まで追いつけるようにがんばろっか」

と言っているのをきいて、(ああこういうところから人と比べることが始まるのか)と思いました。

みんな「人と比べるのはよくない」とか言うけど、人と比べるようになった原因は大人にあるじゃん!と思います。

 

大人は子どもになにかを頑張らせたいときに「Aちゃんみたいにがんばろう」とか「クラスで下の方の順位になっちゃうよ」って言います。

 

そうやって生きてきた子どもが周りと比べるようになって、しんどさを抱えているのです。

 

 

だから私たちはいつか生まれる子どもには、あんまり人と比較して欲しくないなあと思います。

まあ手っ取り早くその子を頑張らせるために「人と比較すること」を思わず使っちゃう気持ちはすごくわかるのだけど。

 

 

これまで、みんなと比べてしまうこと、そしてそれはどうして起こってしまうのかについて考えました。

そして次は「しんどさを減らすためにどうやって人と比べないようにするか」ということについて考えたいです。

 

 

どうしたら人と比べないで済むのか

「私はうまくいってる友達と比べて、いつもすごく焦ってしまって、同じようにできない自分がたまに嫌になるんよ」

とサークル唯一の女友達、Mちゃんに相談しました。するとMちゃんはいつも通りの訛りで「人と比べてもいいことないで。自分に合わないことをしても、結局うまくいかんだけだで。私は自分の身の丈にあった企業にいこうと思っとる。」

と言ってました。

同じように浪人した友達だから、自分と境遇も似てるし、すごく納得しました。

今まで医学部を受けてきたけどたしかにそれは、身の丈にあってないことをしていたなあ。。後悔はしてないけど、これからは無謀な挑戦よりも、自分でもできそうなことにチャレンジしようと思いました。

これは「でかい夢をみるな!」ということじゃなくて、ちっさい目標を積み上げて最終的に自分の思っている理想に届けばいいんじゃないかということです。わたしは高校時代、成績も伴っていなかったのに医学部を目指していました。ワンチャン合格する、とかいうレベルではありませんでした。しかしそれに気づかないようにしていました。結果落ちました。それはちょっと無謀だったかな〜と今では思えます(笑)でも夢に向かって頑張っているときはすごく充実していた気がする、多分。

 

幸せの基準は人それぞれだから、その基準が違う人たちと同じような目標にしても結局途中で「あれ?なんか違うな」ってなるだけです。自分にとっての幸せを考えて、そこにいくにはまずどうしたらいいかを考えることが良いと思います。

 

だから自分だったら、「彼氏と同棲してゆくゆくは子どもを生んで育てること、そしてたまに旅行にいくこと」

が私の幸せのイメージです。

結婚して、って書いていないのは結婚する勇気がいまはないからです。

 

彼氏と同棲するには....お金が必要。だから早く働きたい。でも同棲するだけだったら馬鹿みたいにお金が必要なんてことはない。

 

子どもを生む....お金と時間が必要。子どもができたらちゃんと休ませてくれる会社がいい。

 

たまに旅行にいく....お金とまとまった休日が必要。だけどそんな多くのお金はいらんでしょう。別にリッチな旅行をしたいわけでもないし。

 

夢のためには、「ある程度のお金とまとまった休日が必要」ということがわかりました。

そのためにはちゃんと休めるような、激務じゃない仕事選びをする必要があります。

 

 

めちゃくちゃふっつーの夢かもしれませんが、私が今叶えたい夢はこんな感じです。

 

さてこういうことをすれば、「あの子が良い企業に入るから自分も大企業に入らねば!」と燃えることもないです。自分はこうありたいから、今これを頑張る。という風に自分のレーンだけを見て頑張ると、あんまり焦らないし、精神的に良いなーって思いました。

 

 

 

いっつもいっつもまとまりのない文章を書いてしまうわたしなので、今回は中見出しをつかってブログを書いてみました。

自分も見やすいし、結構アリだなって思います。

最近は生きててすごい幸せですね、なぜなら秋だから。涼しいので外に出るだけで幸せになります。

 

私の彼氏は4回生だけど就職先がまだ決まってない、うちの兄ちゃんは24歳になるけどまだ外国で大学1回生をしている。なんか周りに不安がいっぱいあるので、しんどいですが、周りのことを考えてもそれは自分じゃないのでどうにもならない。それより自分にもっと意識を向けた方がいいよね!って最近「嫌われる勇気」っていう本で学びました。

 

 

色々考えることが多くて、時間があるっていいなって思います。

時間が多すぎると悩む時間が多すぎて病むけど。

 

それじゃあまた。

【焦燥感】大学3回の秋なのに進路が決まらない

 

こんにちは。最近は寝ても寝ても疲れが取れなくて、なんだか歳とったなあと感じざるをえないわたしです。(現在22歳)

 

今日は題名にある通り、大学3回の秋(夏)なのにまだ進路が決まっていないことへの不安と焦りについて書こうと思います。

 

まずざっくり進路っていくつぐらいあるのかといいますと、、

わたしの場合

1、民間企業で社員として働く

2、公務員として働く

3、公認心理士(カウンセラー)の資格を取得して働く

 

のざっくり3つがあります。

ちなみにわたしはこの3つで迷っています(笑)

どんだけ選択肢絞られへんねんって感じなんですけど、、

 

1(民間)のメリットデメリット

 

メリット:

・資格をとって働くよりかは多分給料良い

(カウンセラーの給料は低いので)

 

デメリット:

・多分わたしは会社で働くことに向いてない

(ルールに縛られるのがすごく苦手)

・結婚したら復帰できるのか不安

 

2(公務員)のメリットデメリット

市役所の事務員として働く場合

 

メリット
・安定してる‼︎ 

・定時に帰れる

・子育て結婚しやすそう

 

デメリット

・つまんなさそう

・副業できなさそう

(わたしにはWeb漫画家になるという密かな夢がある)

 

3 (資格取得)のメリットデメリット

 

メリット

・自由そう

(非常勤で何個も職場を掛け持ちできるため)

・副業できそう

・やりがいありそう

・引っ越ししやすい

 

デメリット

・2年間も大学院に行かねばならない

・カウンセラーに向いてるかがわからない

 

うーん、迷いながらではあるもののこの中での希望順位は

 

1、資格取得

2、公務員

3、民間企業

ですね。

 

やっぱり資格を取って働いている両親の姿をみると、引っ越ししまくれる、働く時間も割と自由そう、病院勤務なので不景気でもつぶれないし安定、な感じがするので医者や看護師の資格はやっぱり強いんかなーと思います。

 

わたしがとろうとしているのは公認心理士というカウンセラーの資格なんで看護師や医者とはまた違うと思うんですけど、病院勤務という点では少し似てますね。

 

ただ大学院に2年間もいって研究したりするのがすごく嫌です。実験嫌いだし、レポートもちゃんと自分が納得するまで書いたこともないし、そういう点で院でやっていけるのかは不安ですね。

 

自分は高2のときも、進路にすごく悩んでて毎日毎日日記を書いていて、親の病院にも見学に行ったりしたけどやっぱり決まらなかったりと、めっちゃ悩んで辛かったのは覚えてますw

 

やっぱり「これを絶対やりたい!」って燃えるようなタイプではないんだろうなと思います。

 

 

あとまた別記事で「医者、看護師になって良さそうなこと」を書きます。両親が医者と看護師なので、その姿をみていて「これは最高だろ」って思ったことを書き連ねていきます。

 

年内までに目標を決めて、3回の冬からはするべきことが明確な状態にしておきたいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

夏休み前の大学3回のリアル

 

こんばんは。昼寝したので夜寝れなくてお腹が空いたので、賞味期限切れの超熟ロールを食べて空腹をしのいでるわたしです。

 

大学3回生になるといろんなことへの焦りがすごいです。

 

まず、わたしは浪人しているので4回生の友達がみんないいとこに就職していくので、自分もいいとこに就職したいと焦る。

女3人の就職先を知っているのですがそのうちの2人は、総合商社で年収1300万?ぐらいのとこにいくらしいです。え?高校まで一緒だったあの子はもうそんな遠いところへいってしまうのか。もうほんとにどこに人生の分岐点があったのだろう。わたしとその子では何が違ったのか。

と、いらんことまで考えて、人と比べてしんどくなりました。

みんな賢すぎて、ほんとにすごい。。

そのいいとこにいった人はTOEIC910ぐらいっていってたので、本当に自分と比べられるレベルではないのだなと痛感しました。

 

就職への焦りはまだまだつづきます。

 

インターンにいかねばならないので、それへのエントリーに焦ります。

とりあえずどこでもいいから、企業で働く人の姿をみたい!!!というのが本音です。

というのもわたしの親戚や家族には企業で働いている人がほとんどいないんですねー。。

みんな資格とっているか、小売の自営業とかで、ある意味世間離れしてるといってもいいかもしれないです。

 

また書きたいのですが、わたしのファミリーは結構みんなのファミリーとは違う感じです。

父の髪の毛はマーメイドのように長く、仕事場にいくのに縄文時代の人が着るような謎の衣装と草履で出かけていきます。しかもお昼ごろに。

 

兄の髪の毛も同様に長い上、耳まで黒髪でそれより下が金髪。。

あと浪人している途中に突然「俺はNYにいかねばならない。」といって浪人している彼女を置いてNYに留学してしまったり....

弟もなかなか面白いやつです。

この前わたしが、階段を全力で駆け上がっていたら、壁の角に小指を思いっきりぶつけて悶え苦しみながら、床を転がっていたんです。

そしたら弟がやってきたので、わたしは「弟が助けてくれる」と思ったのですが、弟はわたしの背中にまたがるやいなや

 

「うんこぶりぶりぃ〜」

 

と言ってわたしの背中の上でお尻をふって、そのまま部屋を出ていきました。

 

痛みが強すぎて「小指折れた、助けて、いたい」と呟く姉の背中にまたがって「うんこぶりぶり」って....

クレヨンしんちゃんでもそんなことしないよ...

 

また、母もこのファミリーの中でも強烈なキャラを発揮してます。

 

沖縄に旅行にいったときにはオスプレイをみて興奮したのか、タオルを振り回しながら「バイバーーーイ!!」と小学生でもこんなにはしゃがんやろ、ってぐらい大きな声ではしゃいだいたそうです。(母はもうすぐ50歳)

オスプレイは助けを求めている人がいると勘違いしたのか、母の上空まで接近してきたそうです。

そして旅行から帰ってくると「あのね!オスプレイがこんなに近くまで来たんだよ!」

と嬉しそうにわたしに動画を見せてくれました

中身は完全に小学生で、その心のまま育ってきた母はほんとにレアキャラじゃないか、と思っています。

 

 

その元で育ったわたしは、どうなんでしょうか、やっぱり色々ずれてるのかもしれないですね。

 

 

家族の紹介はここまでにしておいて、あとなにで焦っているかといいますと、、

 

インターンに申し込まねばならぬ

 

・TOEIC700はとらねばならぬ

 

・期末レポート仕上げねばならぬ

 

・サークルの事務関係の仕事をこなせねばならぬ(7個ぐらいやることある)

 

・漫画描きたいのでペンタブ買わねばならぬ

(最近4コマ漫画を描くのにハマってます)

 

・大学院にいくか企業に就職するか早めに決めねばならぬ

 

 

なんかもう色々考えることが多すぎて疲れました。

疲れて昼寝したら夜寝れなくなったので明日の朝のゴミ出し(ゴミダッシュ)の成功率が50%を下回りました。

 

この前まではもうほんとにゴミ出しじゃなくて、ゴミダッシュでした。

 

まず朝はゴミ回収車の呑気な音楽で目覚めます(9:30)。

そこからゴミを持ってパジャマ姿、メガネ、すっぴん、ボサボサの状態でよろめきながら階段をくだります。

そして外に出ると、あれまあなんということでしょう。

もうゴミは全て回収されていて向こうのほうにトラックが見えます。

なのでわたしは走ります。

起きて5分もたたない視界も定まらない世界で走ります。

そしてゴミ置き場....ではなく、ゴミ回収をしているおにいさん(40歳ぐらいですが愛を込めておにいさん)に「ずいまぜん....ハァ...ごめんなざい....ハァハァ...」

と言いながらまさに22歳大学生(女)の最底辺の姿を笑顔の素敵なおにいさんの前で、晒すのです。

そのおにいさんは優しいので文句も言わず、嫌な顔ひとつもせず、「はい!」とだけ言ってわたしの手から汚いゴミを受け取ってくれるのです。

 

はあ、なんていい人なんでしょうか。

 

 

いい人といえば、佐川急便のおにいさん(30歳ぐらい)もそうです。

今日、ポストに手を突っ込むと3枚も不在票があったので、愕然としました。

不在になっていた自覚はあったのですが、3回もこの家に来てくれていたとは.....
もう申し訳なさすぎる。

わたしはそのとき、「ああ、土下座しよう」

と思いました。

 

しかし冷静になり、すぐに再配達依頼をしました。心の中では反省会を超えて、「おにいさんへの懺悔の会」が繰り広げられていました。

 

「人に迷惑をかけないことが、わたしのなかの最低条件なのに.....ごめんなさい、ごめんなさい」と呟き、

ベッドの上で土下座をしました。

おにいさんがくる前の儀式として。

 

 

そして心優しきおにいさんはすぐに電話をくれ、今からもう一回配達をしてくれると言ってくれました。

 

ほんとにこれはなにかしなくちゃいけないなと思い、わたしはさっきスーパーで買った2Lの「おーいお茶」と、親から1年前にもらった「玉ねぎカレー」と、同じくさっきスーパーで買った、わたしの大好物の「バウムクーヘン9個入り」をケーキ屋さんの紙袋に入れて待機しました。

 

そして無事おにいさんから荷物を受け取ったあと、「3回もこさせてしまってすいません...」といって紙袋を押しつけてドアをすぐに閉めました。

 

その時のおにいさんは「ええ!いいんですか!ありがとうございます!!」といって嬉しそうに笑っていたので、安堵しました。

 

わたしだったら3回目の再配達のときにその荷物を玄関において立ち去るかもしれないです。

 

とにかく、荷物を受け取ることにもっと緊張感と責任感をもたねば、配達の人がかわいそうだと思いました。

次からはもっとよく考えて配達日時を決めます。

 

ただ、わたしの「家にあったありあわせのプレゼント」を喜んでもらえて嬉しかったです。

 

今日(昨日)はこんな感じの日でした。

 

あれ?題名と内容が違うって??

まあ、大学3回は色んなことに焦るし、佐川急便の人に迷惑もかけるし、ゴミもまともに出せないし!って感じです。

 

 

もっとちゃんと生きねば...!

 

 

では。

 

 

 

 

 

赤本7冊をブックオフで売った結果....

 

 

大学受験のときに使った赤本5冊(徳島、三重大、千葉大、愛媛大、など)と弟の中学受験の時に少しだけ使用した赤本2冊をブックオフで売り払ってきました。

 

メルカリで売った方が高くつきそうなので時期を見計らって売ろうと思っていたら、数年経っていました。

 

 

そして今日はブックオフに漫画を買いに行くついでに母親に「赤本も売ってき」と言われたので、久々に見返しました。

すると、5冊ともほぼ新品同然でほとんど問題を解いたことがないことが判明しました。

あの時の私は、親が稼いだお金をなんだと思ってたんだ。赤本はインテリ集団のためのインテリアじゃないんだぞ。(意味不明)

 

 

赤本って結構高くて、1冊2000円ぐらいしたような気がします。

全部で7冊あったのですが、そのうちの2冊は自分が実際対策をして受けた大学だったので赤ペンで書き込みがしてありました。

なのでその2冊は売れないと判断し、残りのピカピカの5冊をブックオフに持っていきました。

 

査定の間、私はずっと「ヒメゴト」という漫画を探していました。

この漫画は名前の通り、(ヒメゴト=秘め事)ちょっとエロい描写もありつつも面白い本です。

しかしどれだけ探してもないのです。

しまいには査定も終わってしまい、母親を待たせることに。

ラチが開かないので結局店員さんに「あのぅ、ある本を探しているのですが」とマスク越しにボソボソときいてみました。

この時点では私はパソコンを差し出されて自分で検索できるかもしれないと思っていました。

しかし遊戯王のカードを数えていた店員さんはめんどくさそうな表情で「なんという本ですか?」と訊いてきました。

私としては、この漫画のタイトル「ヒメゴト」と発することが恥ずかしく、できれば声に出したくなかったのですが、(真っ昼間からエロ本を探しに来たと思われては困るため)どうしてもその漫画を手に入れたかったので、はっきりとした声で、堂々と、自分は何もこの漫画を読むことを恥じていない、という声で

「ヒメゴトです」と告げました。

 

すると店員さんは遊戯王のカードを丁寧に置いて、スマホでなにやら検索しだし、そのあと私がさっきまで探していたエリアでその漫画を目で探してくれました。

(ちなみにこのヒメゴトという漫画、Amazonで買うと600円ぐらいするため、わざわざブックオフに探しにきたのです。)

 

そしてしばらく心の中では微かな期待を膨らませながら、その店員さんの後ろ姿を見守っていたのですが、店員さんがこちらを振り返って「ちょっとないみたいですね....申し訳ないです」と教えてくれました。

 

それを聞いた私は

(まあ、そうだよな。わたしも実物見たことがないし。でもこれで見つかるまでこの広い店内をぐるぐる探すこともなくなったし、なによりAmazonで買う決心がつく。あと母親をこれ以上待たせないで済む。)と色々な感情が同時に沸き起こり、

「ありがとうございます!」という、本当にその漫画を欲しがっている人は発さないであろう、野球部員のような明るい声が出ました。

 

そして母親と合流し、私の玉砕受験の記憶が詰まった赤本がいくらで売れたか尋ねると、衝撃の答えが返ってきました。

「130円だったよ。」

 

「え?7冊で?」と私。

すると母親は「いいじゃん。いつか誰かの役に立つだろうし。」と全然気にも留めない様子。

いやあ、ほぼ未使用の赤本7冊がそんなミスド(ミスタードーナツ)を買うような値段でしか売れないなんて....
しかも医学部の赤本+3、4年前のビンテージものだったのに....

 

まあ、ブックオフでは、はした金でしか本は売れないということは重々承知でした。

 

その昔、私はまあまあ気に入っていたけどもう読まなくなった絵本を父親とブックオフに売りに行きました。

それは外国の作者が書いた絵本で、マドレーヌちゃんというかわいい、幼稚園ぐらいの女の子が茶色い犬と教会か学校だかに行くような内容でした。

その本は大きくて、しかも裏表紙に1000円(多分それぐらい)と書かれてあったので、当時の私は「この本はこーきゅーな本だ」という認識がありました。

そして自分が売った分のお金は私がもらうことになっていたので査定が終わって、ワクワクした気持ちでお父さんに値段を聞くと、今でも忘れられない衝撃の言葉が返ってきました。

 

「50円だったよ。」

 

当時小学1年生ぐらいの私でも「は?」と思ったのを覚えています。

「やったー、これでうまい棒が5本も買えるね!」という可愛い発想は全くなく、

「え、なんであんな1000円もした本が50円でしか売れないの?そんなんだったら売らなきゃよかった....」と愕然とした記憶があります。

あのでっかい本がたったの50円玉というなんとも悲しい姿(50円ごめん)で帰ってきたことに、私はなんともいえない悲しい気持ちになりました。

 

それからは、「ブックオフで本を売ることはゴミに出すこととほぼ同義だ。」と頭に染み付いているので、ブックオフで本を売ったことはほぼありませんでした。重い本を売る手間を考えたら、ゴミに出すか友達にあげるか、の方が断然マシでした。

 

 

だから今回はメルカリで売ろうと思っていたのですが、なんせ郵送などがめんどくさすぎて全然やる気が起きませんでした。なのでほぼゴミ出し感覚で赤本を売りにブックオフに行きました。というか完全に「ヒメゴト」という魅惑の漫画を探しにいくことのついででしかなかったです。

 

ああ、あの漫画...どこかで安く手に入らないものか...

まあ、多分いずれKindleで購入します。

 

 

今日の結果

 

ブックオフで赤本を売っても全然お金にならない」

でした!

 

 

 

 

赤本欲しかった、という人すいません。ブックオフに行って安く買ってください。

本当にメルカリをするハードルが高すぎて全然できません。

赤本はやっぱり必要な分だけしか買ったらダメだ。

「赤本を買って本棚に飾っておいたら、モチベーションが上がって頑張れる」という今思うとわけわからん話を聞いて、当時の私はそれを鵜呑みにしたために今回お金をドブに放りました。

私はそれで合計7冊も赤本を並べてなにをやっていたのでしょうか。

一時期は7冊どころじゃなくて10冊ぐらい赤本があったので、この赤本の志望校を全部受けたら下手したら日本一周旅行になるなぁと馬鹿なことを考えていました。

 

それぐらい当時の私は血迷っていました。

志望校をコロコロ変えてそのたびに赤本を買っていたんですね。

 

まあ、赤本も売ったし少しスッキリしたかもしれません。断捨離は楽しいですね。

 

 

 

では、ブックオフで買ったアオハライドを読んで失われた青春を呼び戻してきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学生のオンライン授業ってどんな感じ?

 

わたしの大学は春学期(7月末まで)対面授業が「原則」禁止なので、いまは学校に行かず実家で課題をやっています。

 

時間割はといえば、今回は資格を取るために必要な授業をバンバン入れたので、春学期はほぼ毎日1限(9:00)から、かつキツキツスケジュールでした。

まあそうはいっても1日2、3科目で日曜は休みというスケジュールでしたが....(これをキツイと思ってしまうぐらい、大学生になると勉強量が減りました)

ちなみに1科目は90分です。浪人生のときは1コマ50分とかで1日4、5コマあったのかな?
嫌なことはどんどん忘れていく性格なのであんまり覚えていません...

 

さらに時間割を組んだときには公務員試験対策の授業も取ろうと思っていたので、さらに週4コマ授業が入る時間割になっていて、「こんなに授業あって大丈夫かな?」と不安に思っていました。

 

でも学校に行かなくて済んでいるので、正直今はすごく楽です。

毎朝7:30とかに起きて学校に夕方までいないといけない生活なんて考えられません。

今は11時前に起きて朝ごはんを食べて、そのあときっちり昼ごはんも食べて、ベッドでゴロゴロしながら授業の動画をみて、それに飽きたら散歩に行ってひたすら歩いて、晩ご飯かケーキを作って、YouTubeをみて1時に就寝です。

 

○コロナ期間の大学生の授業とは

わたしの場合のオンライン授業というのは、先生がスライドを動画に載せてくださり、それと同時並行で音声又は小さな別画面で口頭の説明があります。

 

そして、動画を本当にみたかを確認するための質問に答えたり、論文やネットの記事を読んでそれを要約したりする課題をしています。

また、コロナウイルスによる人々の行動と、なぜそのような行動をするのかを考察するレポート課題もありました。

これは例えば、トイレットペーパーがなくなるというデマが流れて、ほとんどの人がそれはデマであると分かっているのにも関わらず、スーパーで買いだめに走ったという事例を基にして、その心理を考察する、などが挙げられます。

 

○オンライン授業のメリット

・大学に行かなくて良い

1限に間に合うように慌てて起きないといけないこともないし、喧嘩して気まずくなった友達と会うこともありません。さらに毎回化粧をして服も考えて出かける必要もないので楽です。

 

・対面授業よりも勉強になる

対面授業では確認の小テストがなかったので、のほほんと授業を聞いていていました。なのであまり勉強になっていなかったのですが、オンライン授業では毎回確認テストもあるのでちゃんと聞いておかないといけないし、スライドも目の前にあるので文字が見えないこともないし、何より1人で授業を受けられるので、周りの環境に左右されずに集中できます。

友達が授業中に話しかけてきたり、後ろの男子がうるさかったりすることもないので静かでいいですね。

 

 

○オンライン授業のデメリット

・実験が不便

オンラインでは実験がすごくやりづらいです。今回は資料を全て学校から送ってもらって、それを使いながらテレビ通話で実験をします。器具とかを使うバリバリの理系の実験ではなくて、心理学の検査をするのがメインなので完全にできないことはないですが、なんせ不便です。すごい量の資料が送られてきて、これをコピーした人の気持ちを考えると、「在宅で実験は流石にきついな」と思いました。

コロナウイルスはどれだけ人を煩わすんだ...と実感しました。

 

・コツコツやらないとどんどん課題がたまる

今までは授業に行って出席を取って、それが積み重なって単位もゲット!って感じで出席さえしてれば頭に授業が入ってなくても何か学んだ気になっていたのですが、今回は違います。

今回は、毎回確認テストがあってちゃんと理解していないと馬鹿が露呈する仕組みになっているので、気が抜けません。本当に、確認テストの効果は絶大です。わたしだけかもしれませんが....

そして、課題にも締め切りがあるので溜めるのはリスキーです。今回はどうやって成績評価されるのか未だによくわかっていないので、毎回の課題をきっちりやって提出しておかないと、単位が取れないかもしれません。だからこんな私でも1日1、2個は課題をしています。1日に1、2個でも間に合っているのは、いくつかの授業は毎回課題があるわけではないからです。猶予が1ヶ月間で1つのレポートのみ提出すればよい、というカモ科目もありました。

まあ、普段コツコツしない人も今はやることがなさすぎて課題をやってしまうかもしれませんね。(私のように)

 

 

まあオンライン授業は今のところ楽なので、春学期はこのままでいいと思っています。

 

毎日のんびり暮らしていて、心も穏やかだしそんなに嫌なことがないなあと呑気に構えています。

ただ、バイトもサークルもなくなって自分のコミュニティーがほぼない状態で寂しいのは事実ですが....

予備校も閉まっているのでしょうか?そうだとしたらこれほどしんどいことはないでしょう。

私は家で勉強するのが苦手なので、自習室がないと勉強できませんでした。でも、もういまは精神を病まないことの方が大事だとわたしは思っているので、マイペースで負担にならない量を勉強しつつ、のんびり生きるのが良いと思います。

 

自宅で受験勉強は修行に等しいと思うので、春だからとあまり気を張りすぎず、マイペースにコツコツやっていけば心にも優しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホストマザーにお金を騙し取られそうになった話

 

 

 

2/14-3/14までわたしは1ヶ月間大学のプログラムでニュージーランドに留学してました。

 

 

その時はコロナウイルスっていう謎のウイルスが日本でも流行りかけていて、結構やばいんじゃね、私たち日本から出れるんかなって思ってたんですけど、無事出れました。

 

そしてなんやかんやでニュージーランドでホストマザーの陰謀にもあいながら無事帰国しました。

ホストマザーの陰謀。

すごい響きですね。

 

今日はコロナについても書きたいし、ニュージーランドで起こったマザーとの問題についても書きたいし、、ってところなんですけど、とりあえずマザーの陰謀について。

 

わたしはインド人でムスリムのホストファミリーの家に1ヶ月住まさせてもらっていました。

 

 

4人家族でマザーは専業主婦、ファザーはIT関連のインテリで、家はすごくお金持ちでめちゃくちゃ綺麗でしたが、そこのマザーが、大阪のおばちゃんも驚くぐらいの倹約家でした。

 

そんなマザーとの間に起こった3つの事件を書いてみます。

 

 

 

マザーの陰謀〜第一章〜

「ネバネバのバニラケーキ〜青カビを添えて〜」

 

ホストマザー(インド人)が、わたしを歓迎してバニラケーキを作ってくれた。

1日目は、すごく美味しかった。

2日目も、おいしかった。

 

そして5日目にも....あの同じでっかいバニラケーキが朝ごはんに出た。

フォークでケーキを持ち上げると、ネバネバとした糸が引いていた。きっと砂糖を入れすぎたのだろう。

 

食べる直前、鼻に近づく黄色のケーキ。

うっ。納豆の匂いがする。一口食べてみる。

うん、そこまでまずくない。

でも、ケーキをよおくみてみる。

小さな小さな青い丸いものが何個か見えた。

 

「あ、あかんやつや....」

 

ここで全てを察したわたしは、「I'm full.(お腹いっぱい)」といって、ゴミ袋に腐ったネバネバ納豆ケーキを放り込んだ。

 

たしかに、わたしだけケーキを食べていたのはおかしかった。マザーも絶対おかしいとわかっていただろう。

すごく糸を引いていたし常温でタッパーに保存している5日目の手作りケーキなんて、危険薬物レベルのものではないか。

 

これでちょっとマザーが怖くなった。

 

 

マザーの陰謀〜第二章〜

「無知なわたしが払った20ドル」

 

 

その日は、生理1日目の夜だった。

わたしは少し心配しながらも、普通にシーツの上に横になってゴロゴロしながら、いつものようにスマホで暇を弄んでいた。

 

そしてそろそろ歯磨きしようか、と思って立ち上がったとき、気づいてしまったのだ。

シーツが、赤く血塗られていることに。

 

脳内ボイス「おおおおおおああああああああ!!やばい、やっちまった!ここは異国の地だ。シーツを汚してしまったら何されるかわからない。早く証拠隠滅をば!!」

 

と慌てて洗面所に駆け込み、自分の血をゴシゴシ落とそうとした。が、それも虚しい努力に終わった。

少し血の跡が残ってしまったのだ。

 

これはもう仕方がないので、濡れたシーツの下にバスタオルをひいてその日は爆睡した。(反省しろ)

 

そして、次の日。

真面目なわたしは正直に昨夜のことをマザーに話した。しかしその時、いらない事まで付け足してしまったのだ。

「昨日シーツを汚してしまいました。ソーリー。でも、もしクリーニングに行くなら、そのお金は払います。」と。

この時点では私はマザーは許してくれるだろうと思っていた。

 

しかし運が悪いことに、マザーはその日結構疲れていた。

そしてマザーが「何ドル払ってくれる?その値段はあなたが決めて。」

と言うのだ。

 

シーツのクリーニング代なんてわからないわたしは慌てて適当に「20ドル(1400円).....?」と答えてしまった。

そして、そのあとすぐに20ドルを払ったのだが、シーツはクリーニングに行かずに手洗いで済まされていたと思う。

 

なぜならその日、「あなたの下着も一緒に手洗いするから、洗って欲しかったらちょうだい。」

と言って実際に下着を手洗いしていたからである。

クリーニングに出すなら一緒に手洗いする必要ないし、多分シーツと一緒にわたしのパンツも洗ったのかなー、と思う。

 

 

めっちゃ、せこくない?

 

 

インド人もびっくりだよ、ほんと。

インド人にこんなことされたんだけど。

 

 

あとでネットでシーツのクリーニング代調べたら500円 って出てきた。

 

(払いすぎたーーーーー‼︎)

 

ちょっと損したが、仕方ない。ここは異国の地なのだから。むしろ1400円で済んでよかったと思おう。

 

 

 

マザーの陰謀〜最終章〜

「まさかのドライヤー代の請求」

 

真夏のニュージーランドだが夜は寒く、ドライヤーがないわたしは濡れた髪をそのままにして寝ていたので風邪をひいてしまった。

 

なのでそろそろドライヤーを買おうと思ってマザーに「この辺に良い電気屋さんないかな?」

と聞いてみた。

 

するとマザーは「電気屋さんで買うのは高いから私のを貸してあげるよ。werehouse(大手電気屋)のドライヤーはチープでだめだからね。」と言って親切にも自分のものを貸してくれた。

 

わたしはドライヤーを普通に買うつもりだったのでちょっと肩透かしを喰らった気分で、ありがたい気持ちと、え、いいのかな?という気分が半々だった。

 

そしてこの家にきて500回目ぐらいの安売りのthank youを連呼して部屋に戻ってしばらく経つと、マザーがドアをノックしてきた。

 

「ドライヤーを貸すって言ったけど、あなたが最初に払ったお金にはドライヤー代は含まれていない。その分の電気代を払ってちょうだい。値段はあなたが決めるのよ。」

と、信じられないことを言ってきた。

 

インド版ヤクザかな?と思いながらも、突然の金の請求に動揺したわたしは「オ、オーケー。払うよ。」

と言って、怖くなってすぐ学校に行った。

 

ここで前置きしておくが、わたしは一切のお金をホストファミリーに払う必要はない。

だって、もう親がその分のお金をきちんと支払ってくれていたのだから。

それはわたしも知っていた。

しかしこの突然の出来事にわたしはOKと言ってしまったのだ。でも絶対おかしいので、その場では払わなかった。

 

学校につくと授業中に、マザーからメールが来た。

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マザー「学校にはちゃんとついた?

わたし「ええ、運転ありがとう」

マザー「ドライヤーの件なんだけど、40ドルはどう?」

 

 

これを読んだ瞬間、時が止まりわたしの血は青く染まり、周りの声は遠くなった。

 

と言っても大袈裟じゃないほど、このメールには驚いたし恐ろしくなった。

マザーの何かを企んだような不気味な笑顔が脳裏を駆け巡った。

 

すごい問題を抱えてしまったと思い、友達に相談すると、みんな深刻そうな顔をして「学校の相談員に相談したほうがいいよ」と言ってくれた。

 

素直なわたしは相談員に全てを打ちあかし、彼女は私に「あなたは一切のお金を払う必要がない」と言った。

 

そのあと少し時間が経ってからマザーが流石に悪いことをしたと思ったのか、

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マザー「もうお金のことはいいから、気にしないで。今日はピザよ。」

私「今日は外で食べてきたほうがいい?(家に帰るのを先延ばしにしようとした)」

マザー「だめ。早く帰ってきて」

全然関係ないピザの話に持ち込んで無理やりドライヤーの件をなかったことにしようとしていた。

末恐ろしいマザー...!

 

その日、わたしはマザーに対する信頼感がぐらぐらに揺らぎ、彼女が恐ろしく思えてきて、涙を流しながら学校をあとにした。

 

わたしを温かく迎えてくれて、ケーキやらなんやら(腐ってたけど)作ってくれて、すごくよくしてくれたのに、なぜお金を請求してくるのか。

しかも2800円という金額である。電気代にしては高すぎるし、どう考えてもおかしい。

わたしがクリーニング代を払ったことで、カモだと思ったのか。

すごく悔しかったし、裏切られたようで悲しかった。

この悲しみは2日間癒えることはなく、マザーと一緒にピザを食べているときも憂鬱な気持ちでいっぱいだった。

 

この時点で、マザーの中ではドライヤーの件はなかったことになっているが、わたしの中ではもやもやした気持ちとマザーに対する不信感でいっぱいだった。

 

そして、時間がこのわだかまりを解決してくれると思っていた。

 

しかし、翌朝学校に行ってみると、なんと相談員が勝手にマザーに電話をしていたのだ。

 

わたしは、相談員がマザーに連絡するなんて思っていなかったし、ただこういうお金の請求があったということを学校側に伝えたかっただけなのである。マザーにやられ損では悔しいので、学校側にもそういうことがあったと把握しておいて欲しかったから相談しただけであった。

 

しかし相談員が連絡したことによって、私が学校にマザーのことを告げ口したようなことになってしまった。

これは帰ったら気まずくなるぞと思いながら重いドアを開けると、いつも「おかえり」と言ってくれるマザーの代わりに、ファザーが「おかえり」と言ってくれた。

マザーはというと、床に座ってしょぼくれた様子でニンニクの皮むきをしていた。

 

 

 

(ニンニクを15キロも買って、毎日毎日大量のニンニクの皮むきをすることがマザーの日課になっていた。)

 

そして晩御飯のときにはいつもは出ないオレンジジュースと、チョコレートとアイスクリームが出された。

最初にこの家に来た時と同じおもてなしをしてくれた。これはマザーにとっての反省の意味を込めたもてなしだったのだろう。

その晩、ずっとマザーは元気がなかった。

 

 

そしてわたしはその日からマザーとの間に心の壁を作るようになった。前までは家族と一緒に映画も観ていたが、その輪には入らず1人で部屋に篭って友達と電話をするようになった。

 

 

そのまま2人ともこのドライヤー事件に触れることなく、帰国の日が来ると思っていたが、そうではなかった。

 

帰国の前日、わたしはファミリーにアルバムと手紙を渡した。なんやかんやあったが、わたしはこのファミリーが大好きだった。

すごくわたしのことを気にかけてくれていたし、私のためにBBQをしてくれたり、休日にはビーチにも連れて行ってくれたからである。

 

 

そしてアルバムをあげるとすごくみんな喜んでくれた。

そしてその時、マザーがGoogle翻訳「ドライヤーのことはごめんなさい。」と打って私に見せたのである。

私は、まさかそのことを覚えていてくれていたとは、と思い嬉しいのと、直接自分達で解決せずに学校に相談してしまったことが申し訳なく、全ての気持ちが合わさって、

「No problem!(問題ないよ!)」を連呼し続けた。

 

直接マザーに話さずに学校に相談したことや、今までその事について触れないようにしてきたことが申し訳なかった、ということを伝えたかったが、言語の壁により伝えられなかった。

 

というか、それを伝える努力を放棄していた。

 

いっぱい誤解は生まれたけど、その誤解を解いてまでマザーと仲良くなろうという気持ちがなかった。あと2週間で帰るのに、めんどくさいことまでして自分の気持ちを伝える気にならなかった。

 

しかし最後にマザーに謝られた時、そのことをすごく恥じた。

 

やっぱり、あの事件が起こった日にGoogle翻訳を使ってでもいいから自分の気持ちをちゃんと伝えていれば、残りの2週間はお互いもっと気持ちよく過ごせただろうと思う。

 

 

 

そうした3つの修羅場がありながらも、なんとか留学でホストファミリーと一緒に1ヶ月を過ごし、人間の嫌な部分と、それを超えるほどのあったかい部分をみれました。

 

 

マザーとは今でも週2ぐらいでメッセージを送りあっています。

マザーは私のことが大好きなんです。

わたしはインドのサリーが気に入ったので2着買ったのですが、そのことをすごく喜んでくれていました。

マザーはすーごくケチなので、わたしを使ってちょっと儲けたろ、と悪い心が働いてお金を請求してしまったのだと思います。

でもすぐ、「気にしないで。」って言われたのに、わたしはたくさんの人にこのことを相談して学校にも相談したのでややこしいことになりました。

まあでもそれは悪くはないんですけど、直接自分で「お金は払わない」とはっきり言うべきだったし、あの事が起こってからも、気まずさを解消するチャンスはあったなあと思います。

 

 

留学は孤独で寂しかったけど、ホストファミリーと過ごす事で色々学べるし、行くチャンスがあれば行ってみたほうがいいかなと思います。

 

 

では。

受験お疲れ様でした。

浪人の方はすごく長い戦いだったと思います。親のプレッシャーとか友達のインスタのキラキラ投稿とかにも負けずに、勉強し続けたんですよね。お疲れ様でした。