まっきんのブログ

衝動高めの学生の【神戸街ブラ】【日常】【珍スポ巡り】

赤本7冊をブックオフで売った結果....

 

 

大学受験のときに使った赤本5冊(徳島、三重大、千葉大、愛媛大、など)と弟の中学受験の時に少しだけ使用した赤本2冊をブックオフで売り払ってきました。

 

メルカリで売った方が高くつきそうなので時期を見計らって売ろうと思っていたら、数年経っていました。

 

 

そして今日はブックオフに漫画を買いに行くついでに母親に「赤本も売ってき」と言われたので、久々に見返しました。

すると、5冊ともほぼ新品同然でほとんど問題を解いたことがないことが判明しました。

あの時の私は、親が稼いだお金をなんだと思ってたんだ。赤本はインテリ集団のためのインテリアじゃないんだぞ。(意味不明)

 

 

赤本って結構高くて、1冊2000円ぐらいしたような気がします。

全部で7冊あったのですが、そのうちの2冊は自分が実際対策をして受けた大学だったので赤ペンで書き込みがしてありました。

なのでその2冊は売れないと判断し、残りのピカピカの5冊をブックオフに持っていきました。

 

査定の間、私はずっと「ヒメゴト」という漫画を探していました。

この漫画は名前の通り、(ヒメゴト=秘め事)ちょっとエロい描写もありつつも面白い本です。

しかしどれだけ探してもないのです。

しまいには査定も終わってしまい、母親を待たせることに。

ラチが開かないので結局店員さんに「あのぅ、ある本を探しているのですが」とマスク越しにボソボソときいてみました。

この時点では私はパソコンを差し出されて自分で検索できるかもしれないと思っていました。

しかし遊戯王のカードを数えていた店員さんはめんどくさそうな表情で「なんという本ですか?」と訊いてきました。

私としては、この漫画のタイトル「ヒメゴト」と発することが恥ずかしく、できれば声に出したくなかったのですが、(真っ昼間からエロ本を探しに来たと思われては困るため)どうしてもその漫画を手に入れたかったので、はっきりとした声で、堂々と、自分は何もこの漫画を読むことを恥じていない、という声で

「ヒメゴトです」と告げました。

 

すると店員さんは遊戯王のカードを丁寧に置いて、スマホでなにやら検索しだし、そのあと私がさっきまで探していたエリアでその漫画を目で探してくれました。

(ちなみにこのヒメゴトという漫画、Amazonで買うと600円ぐらいするため、わざわざブックオフに探しにきたのです。)

 

そしてしばらく心の中では微かな期待を膨らませながら、その店員さんの後ろ姿を見守っていたのですが、店員さんがこちらを振り返って「ちょっとないみたいですね....申し訳ないです」と教えてくれました。

 

それを聞いた私は

(まあ、そうだよな。わたしも実物見たことがないし。でもこれで見つかるまでこの広い店内をぐるぐる探すこともなくなったし、なによりAmazonで買う決心がつく。あと母親をこれ以上待たせないで済む。)と色々な感情が同時に沸き起こり、

「ありがとうございます!」という、本当にその漫画を欲しがっている人は発さないであろう、野球部員のような明るい声が出ました。

 

そして母親と合流し、私の玉砕受験の記憶が詰まった赤本がいくらで売れたか尋ねると、衝撃の答えが返ってきました。

「130円だったよ。」

 

「え?7冊で?」と私。

すると母親は「いいじゃん。いつか誰かの役に立つだろうし。」と全然気にも留めない様子。

いやあ、ほぼ未使用の赤本7冊がそんなミスド(ミスタードーナツ)を買うような値段でしか売れないなんて....
しかも医学部の赤本+3、4年前のビンテージものだったのに....

 

まあ、ブックオフでは、はした金でしか本は売れないということは重々承知でした。

 

その昔、私はまあまあ気に入っていたけどもう読まなくなった絵本を父親とブックオフに売りに行きました。

それは外国の作者が書いた絵本で、マドレーヌちゃんというかわいい、幼稚園ぐらいの女の子が茶色い犬と教会か学校だかに行くような内容でした。

その本は大きくて、しかも裏表紙に1000円(多分それぐらい)と書かれてあったので、当時の私は「この本はこーきゅーな本だ」という認識がありました。

そして自分が売った分のお金は私がもらうことになっていたので査定が終わって、ワクワクした気持ちでお父さんに値段を聞くと、今でも忘れられない衝撃の言葉が返ってきました。

 

「50円だったよ。」

 

当時小学1年生ぐらいの私でも「は?」と思ったのを覚えています。

「やったー、これでうまい棒が5本も買えるね!」という可愛い発想は全くなく、

「え、なんであんな1000円もした本が50円でしか売れないの?そんなんだったら売らなきゃよかった....」と愕然とした記憶があります。

あのでっかい本がたったの50円玉というなんとも悲しい姿(50円ごめん)で帰ってきたことに、私はなんともいえない悲しい気持ちになりました。

 

それからは、「ブックオフで本を売ることはゴミに出すこととほぼ同義だ。」と頭に染み付いているので、ブックオフで本を売ったことはほぼありませんでした。重い本を売る手間を考えたら、ゴミに出すか友達にあげるか、の方が断然マシでした。

 

 

だから今回はメルカリで売ろうと思っていたのですが、なんせ郵送などがめんどくさすぎて全然やる気が起きませんでした。なのでほぼゴミ出し感覚で赤本を売りにブックオフに行きました。というか完全に「ヒメゴト」という魅惑の漫画を探しにいくことのついででしかなかったです。

 

ああ、あの漫画...どこかで安く手に入らないものか...

まあ、多分いずれKindleで購入します。

 

 

今日の結果

 

ブックオフで赤本を売っても全然お金にならない」

でした!

 

 

 

 

赤本欲しかった、という人すいません。ブックオフに行って安く買ってください。

本当にメルカリをするハードルが高すぎて全然できません。

赤本はやっぱり必要な分だけしか買ったらダメだ。

「赤本を買って本棚に飾っておいたら、モチベーションが上がって頑張れる」という今思うとわけわからん話を聞いて、当時の私はそれを鵜呑みにしたために今回お金をドブに放りました。

私はそれで合計7冊も赤本を並べてなにをやっていたのでしょうか。

一時期は7冊どころじゃなくて10冊ぐらい赤本があったので、この赤本の志望校を全部受けたら下手したら日本一周旅行になるなぁと馬鹿なことを考えていました。

 

それぐらい当時の私は血迷っていました。

志望校をコロコロ変えてそのたびに赤本を買っていたんですね。

 

まあ、赤本も売ったし少しスッキリしたかもしれません。断捨離は楽しいですね。

 

 

 

では、ブックオフで買ったアオハライドを読んで失われた青春を呼び戻してきます。