まっきんのブログ

衝動高めの学生の【神戸街ブラ】【日常】【珍スポ巡り】

忘れられない黒歴史の話【留学編】

 

あれはそう、1年前のニュージーランドでのお話....

わたしはインド人ホストファミリーの家で1ヶ月寝泊まりしながら語学学校に通っていた。

 

留学と聞くと何だかパリピー!ハッピー!イエーイ!というイメージが湧きそうなものだが、私の場合は真逆だった。

 

わたしはそう、引きこもり留学生だった。

 

そうはいいつつも完全なるひきこもりではなく、学校には行っていたし、休日になるとちょくちょく遊びに出かけたりはしていた。

 

しかし思い出すのは、放課後はまっすぐ家に帰り、部屋に閉じこもって日本の友達とラインをしていた記憶。

 

風邪をひいて学校を休み、ベッドでYouTubeをみていた記憶。

 

夜になると弱い電波の中必死にAVを見漁っていた記憶。

 

基本的に「家」✖️「スマホ」が思い出の多くを占めているという現実。

 

 

 

 

何とも悲しい話だが、ここでニュージーランドの思い出を振り返ってみた。

 

ニュージーランドの思い出〜

 

家でSNSをしていた記憶...70%

 

ケバブを食べた記憶....20%

 

ホストマザーと揉めた記憶...10%

 

 

 

....
ほとんど日本でもできることじゃないか...

 

 

今日はそんな留学中に起こった珍事件について。

 

ホストファミリー:4人家族

お母さん:ドラえもんみたい

お父さん:イケメン、高収入

お兄ちゃん:バリイケメン、マッチョ、国1番の大学に通う秀才

妹:私より引きこもりだが賢くて美人。

 

 

そのファミリーの就寝時間は早かった。23時ごろだっただろうか。

時差もあるので日本時間では19時ごろに寝ていたことになる。

 

とうていそんな時間に寝れるわけもない私は、いつものように友達とラインをして過ごしていた。

 

しかし、尿意というものはいつでも訪れるわけで、その日も例外なくそいつはやってきた。

 

(さて、トイレにいくか...)

 

トイレはドアを開けてすぐのところにあったのだが、みんな寝静まっているので、忍び足で行かねばならない。

ドアを閉めるときも、ゆっくり、そぉっとだ。

 

そしてトイレについてからも気が抜けない。

 

トイレ中で1番音が立つとき、それは

 

水を流す時

 

である。

 

その時はいつも通り用を足して水を流して、ゆっくりそぉっと部屋に戻った。

 

 

しかし、ある夜トイレに忍びこむと、そこには薄いおしっことトイレットペーパーが水に流されないまま放置されていた。

 

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ここで単純な私はこう思った。

 

「夜トイレの水を流すことはうるさいので、ここの家では流さずに、朝になっていっぺんに流すのだろう」と。

 

郷に入れば郷に従え。

 

これはホストファミリーと過ごすときの大事な掟。

わたしは郷に従った。

 

 

郷に従ったらどうなるのか。

 

夜、私がトイレをでたあと、そこには汚れたトイレットペーパーと濃いおしっこがキチンと残されていた。

(ちなみに私は血尿がよく出るので大学病院で検査をしたこともある。つまりそこには少し血も混じっていたかもしれない。)

 

 

そして朝起きてすぐにトイレに行ってみる。

 

そこには「なんですか?」と言うように澄んだ水が溜まっていただけであった。

 

私のおしっこ、誰かが見て、流したんだ.....

 

 

当たり前のことだがなんだか気持ち悪かった。

 

彼氏にも見せたことのない自分のおしっこの色を、一緒に住んでいるイケメンゴリマッチョ秀才お兄ちゃんインド人に見られたかもしれないと思うと、恥ずかしくもあった。

 

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ゴリマッチョ秀才お兄ちゃん

 

その時の段階では私は

「夜はおしっこは流さない。だって流すとうるさいから」

という新しい常識のもとで、正しいと思う行動をしていた。

 

 

 

しかし、ある夜、その認識が間違っていたことに気づく...

 

 

私の部屋は壁が薄い上にトイレの横にあったので、誰かが用を足していると全ての音が聞こえてきた。

 

その時、用を足しているのはゴリマッチョ秀才お兄ちゃんだった。

 

 

いつもトイレに入る時にため息をつくので、誰が今トイレいるかなんて簡単にわかってしまうのだ。

 

私はイケメンのおしっこの音を聞きながら「イケメンもジョボジョボとおしっこをするんだな」なんてバカみたいなことを考えていた。

 

 

そして、この家の法則通り水を流さずそのまま彼は部屋に戻ると思っていたのだが、

なんと私が耳にしたのは「ジャーー」という水流の音だった。

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(....え?水、夜中に流すの?)

 

スマホを持ったままの私はしばし硬直した。

 

(いや、間違えて流しちゃっただけかもしれない)

 

 

 

しかし、あくる日もそのまた次の日も、夜中に誰がトイレに行ってもそのあとには何も残されていなかった。

 

 

(水、流してもよかったんだ...)

 

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新しい常識はいとも簡単に壊れた。

 

 

となると、ある夜に見た水に沈んだトイレットペーパーは、誰かがたまたま流し忘れたときのものだったのか。

 

 

となると現在私は、「排泄物をみせたい変態留学生」

という評価になっているかもしれないということか....

 

ふん、それでもよかろう。

私は一度入った郷からは出ないと決めてあるんだ。

何度だって見せつけよう。

これが私のおしっこだ。

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というわけにもいかず、翌日から普通にレバーを回して水を流した。

 

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(くそう、恥ずかしい。なにが嬉しくて自分の排泄物を他人に流してもらわねばならなかったのか...)

 

 

 

 

最後にこれだけは言わせてもらおう。

 

「この件は水に流してもらってもよろしいですかね...?」

 

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〜おわり〜