今日は会社の説明会のために2時間半も電車に乗った。
雨で靴下まで濡れるわ寒いわで、まだ見てもないその会社の印象が下がってしまった。
会社は何も悪くないのに。
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そして説明会が終わり、そのあと大学の講義も受けて、気づけば夕方に。
(何か食べるか、、)と思い街をぶらりと歩く。
正直お腹が空きすぎて食べ物ならなんでもいいよ、と思っていたのでそこらへんにあるラーメン屋に入った。
1人でラーメン屋にいくのは初めてだったので、食券機の前でしばらく立ち尽くしていろんなボタンを押してみた。
(餃子とラーメンっと...)
食券をお姉さんに渡し、席で一息ついたあとにぱっと顔を上げて前を見ると、
そこには青色の髪の毛の店主が湯切りをしていた。
(青!?)
ちょっとびっくりしてしまったが、ここはラーメン屋なので別に髪色はなんでもいい。
ここらへんが会社で働かない強みだよなぁぁぁ。
とそんなことを思いながらボケボケしていたら餃子が来たのでパクパク食べる。
ラーメンもまぁまぁうまい。
なんかしょっからいけど。
仕方ない。私、今更だけどラーメン別にそんなに好きじゃないしなぁ。
餃子>チャーハン>ラーメン
の順で好きだからね。。
そして1人でずるずると麺を啜っていると後ろから「ごちそーさん」
といって店を後にするお兄さんの声が聞こえた。
そして次のおじさんも「ごちそうさま」
と言うのだ。
ラーメン屋とか定食屋に行くたび思うのだが、見た目がチャラチャラしたお兄さんでも、食べ終わったあと「ごちそーさん。」と言ってるのを見ると、(意外とちゃんとしてるやないの〜)
とか思ってしまう。
というかまず「ごちそうさん」って言ってる人って、1人で店で食べることに慣れてる人っぽくてかっこいい。
(なんかツウっぽい!)
わたしもかっこよくサラッと「ごちそうさん。」を言って店を後にしたい。
よし。この餃子を食べ終えたらリュックを背負って、「ごちそうさん」
とサラッと言って店を出るぞ。
そう思い、ささっと餃子を食べて水をガブガブ飲んで立ち上がって、「ごちそうさまでした!」とはっきりした口調で言って、店を出た。
「ありやとございましたー」
というお姉さんの声を背中でききながら
(ふぅ、めっちゃ自分常連っぽいな。
やればできるじゃないの。)
とか思いながら颯爽と歩き出した。
そして10分ほど歩いて駅に近づいてきた頃、あることを思い出した。
(傘が、ない)
「ごちそうさん。」を言いたいがあまり、お気に入りの傘を持って帰るのを忘れていたのだ。
しかもその傘はおととい奮発して買った、お気に入りの傘だ。
その傘がかわいすぎて「うち、この傘、晴れの日でも毎日さすわ!」
と嬉々として彼氏に言っていたぐらいお気に入りの傘を、、普通に忘れてきていた。
すぐに取りに帰ったが、颯爽と店をあとにしたばかりだったのでめちゃんこ恥ずかしかった。
しかもそのとき、さっき店で隣に座っていた金髪のにいちゃんと目があってしまった。
(ひぃ、みないでくれぇ)
いそいそと傘を取り出してツカツカとその場を後にした。
っていうだけの話です。