5年ぶりに会った友人が「神戸に住んでるんだ?それなら御影の王将に行ってみなよ。日本1美味しいらしいよ」と教えてくれた。
「え、、まじ?」
そんなの、行くしかないじゃないか。
土曜日だから混んでるかもしれないが、私はひとり。USJのシングルスライダーみたいに、隙間に入り込めるだろう。
この時の私は、「日本一」をなめていた。
12:00@王将御影店
15人ぐらい並んでいる。おじいちゃんとおばあちゃんが多い。ちょっと並んでみる。しかし、30分後にジャンカラを予約している私。
(無理だ、、間に合わん)
名簿表に書いていた自分の名前を消して立ち去る。
14:00
王将再チャレンジ。
あんま人いないじゃん、ラッキー!
と思いきや、なめちゃいかん。
名簿表を見ると、10人ぐらいの名前が連なっていた。
ランチタイムからずらして来たけれど、まだまだ人気だ。日本1の王将恐るべし。
14:25
「おひとりさまでお待ちのまっきん様ー」
「...」
軽く手を挙げて無言で店内に入る。今日はすっぴんメガネなので、なんとなくインキャモードONなのだ。
(ちなみに、「まっきん様」と入力した時の予測変換がひどすぎる。)
結局、25分待って入店できた。同じく入店待ちのおばちゃんの、“電車の中でパニック症状を引き起こしたエピソード”などを聞きながら待っていたので、そこまで退屈じゃなかった。
「電車で涙が止まらなくなったのよ〜、仕事のストレスでね、、」とただならぬ話を、外の椅子に座りながら話すおばちゃん。
みんな絶対聞き耳立てていたと思う。
「こちらにどうぞ〜」と、おねえさん。
メニューを見てみる。が、もう見るまでもない。
私は家を出る前から、頼むメニューを決めていた。
「餃子と天津飯で」
そう、この店は餃子と天津飯がうまい、と口コミで書いてあったのだ。そんなの、頼むしかないだろう。
こんなに美味いって連呼するほどの味とは一体...!?
そして、「てんちょー」と「メガネさん」も気になる...
ロックバンド、AC/DCにめっちゃ似てるコップを見ながら待つこと数分。
「お待たせしましたー」
キタ!パリパリ餃子!
これを味噌ダレにつけて...
「あぁ、うまぁい(長州力ボイス)」
おもわず、くぐもった声が漏れそうになる。
天津飯が来る前だというのに、止まらずバクバク食べてしまう。皮がパリパリで美味しい。
メガネさん、ええ仕事してはる。材料とかは他の店と一緒だと思うけれど、味噌ダレとかパリパリの焼き加減といった他店にはない工夫が、ここにある。
ついにやってきた!
美味しいと噂の天津飯!
何かの期待を込めて中をそろりと見てみるが、、
ふつーに白米!
中は白飯ね。天津飯だからそらそうか。何か具材とか入ってるのかと思った。
これも美味しかった。美味しかったんだけど、ちょっと量が多すぎた。
あと半分というところでレンゲが止まってしまった。
卵に飽きてしまい、ぼんやりとした気持ちでレンゲを往復させる。
14:45
完食!
満足!満腹!退店!
合計金額は...
餃子275円
天津飯539円
合計814円
メガネ店長らしき人物が、会計をしてくれた。私が差し出す1万円に一瞬ひるんでいた。(あ、1000円じゃないんですネ)といった感じで。
すまん、万札しかないんや。
それはそうと、
餃子、やっす!
これからは餃子ばかり食べよう。コスパが良すぎるから。
みなさん日本一の王将に行ったら問答無用で餃子を頼むと良いよ。