やってきました【酸ヶ湯(すかゆ)温泉】。
青森の八甲田山の近くにある温泉である。
家を朝5時に出てようやく辿り着いたのが15時ごろ。途中青森駅でお昼を食べていたとはいえ、ここにたどり着くまで結構な時間がかかった。
これだけ大変な思いをしてやってきたのだから、どれだけおじさんがいようとも絶対に混浴に入ってやる。
そもそもなぜこんな遠い温泉までやってきたのか
私にはくっちゃん(仮称)という温泉好きな変わった友達がいる。その子が混浴に誘ってくれたのだ。
くー「青森にビバ千人風呂っていう温泉があるらしい。そこに行ってみたい。」
わたし「ビバ?サンバでも踊るんかな?よくわからんけどいいよ。」
くー「あ、ビバじゃなくてヒバだった。しかも混浴だって。」
わたし(混浴!?おもしろそう。)「いいよ。絶対行こう」
ということで先ほどのシーンに戻る。
旅館前の様子
外は危険だ。雪が多すぎる。
ちなみに他のお客さんはほとんどスキー用具を持っていた。近くに八甲田山スキー場があるのでそこで滑りに行くのだろう。
玄関すぐのロビー。
結構広い。床もピカピカである。
ねぶたもちゃんと置いてある。
いざ混浴へ
さすがに裸で混浴に入るのは抵抗があるという方には、専用の肌着「湯あみ着」というものを着るといいそう。
売店で1100円で売っていたのでそれを購入。
いやこれは色ダサすぎんか?
「もうちょっと色どうにかできんかったんかな...」
「あと値段高い。女性の足元見過ぎ。1100円って。」
とかぶつぶつ言いながらいざ入浴。
湯気、すっっご。
天井まで真っ白の湯気がもうもうと立ち上がっている。これは、見えない。(色んな意味で)
そして入浴。そこまで熱くない。適温。
「女ゾーンと男ゾーンで入る場所一応分かれているそうだけど、うちらがいるのはどっちやろ...」
と言いながら向こう側で座っている人を見つめる2人。
(あれは...男から女かどっちだ...?)
「うーーーん.......多分、おじさんよな...」
「じゃあうちらがいる方は女ゾーンで合ってるということで。」
自分のいる場所を女湯と確かめたところで、
「こんにちはー」
と言って入ってきたおばさん、裸だった。
え、まじ?裸で入るの?
強すぎる...
というか温泉だし裸でいいんだけど、おっさんもいるのに裸で堂々とできるの常連って感じですごい。
おばさんすごいなって思っていたらのぼせてきた。
「そろそろ出るわぁ...」といって私があがろうとすると、ススス...と向こう側にいたおじさんが寄ってきて、境界線のギリギリのところで座りだした。
(こぇぇぇ...やめてよ。上がれなくなるじゃん)
(でも、ここで恥ずかしそうにしたらおっさんは喜びそう。それは悔しいから逆に堂々といこうじゃないか。)
と思い、背筋をピンと伸ばして「ほら、みろ。これが女の身体じゃ。」というかのようにわざとゆっくり出口まで歩いてやった。
温泉について
・お湯は白く濁っていて、底が見えなかった。
・酸ヶ湯っていう名前だけあって、酸性なのかすこし肌がピリピリした。足が痒くてずっとかいてた。
・温泉は広くて、体育館みたいに天井が高かった。
・くっちゃんは小鼻の脇の黒ずみがとれた!と喜んでいた。
その後
・くっちゃんは混浴に3回入った。
やっぱり湯から上がるときにおっさんが境界線まで寄ってきたらしい。
そのうち1人のおじさんはカモフラージュのためか、温泉内にある神社に手を合わせる風を装って境界線まで近づいてきたらしい。恐るべし頭脳犯じゃないか!!
・私はそこそこ値段のした湯あみ着を旅館に忘れて帰った。
旅館のごはん
・夕飯ででた茶碗蒸しに甘栗が入っていて美味しかった。
・朝ごはんはバイキングなのだが、そこで出る手作り豆腐が美味しいのでぜひ食べて欲しい!