2023年5月3日(快晴)
ツチノコ好きの友達を誘って、つちのこフェスタに行ってきた。
山奥も山奥。
緑しかない。
実際の風景がこちら。
水が透き通っていて、濃い緑に囲まれた村である。
大自然にテンションがあがった我々は、さっそく裸足になり水の中に入っていったがーーー
5月の川の水は冷たすぎて、尿意が膀胱を激しくノックしてくる。トントン...とかいうレベルじゃない。ドンドンドンドン!!ドア壊れるって!というレベルである。
「トイレいきたい!!」そう叫び、私は土手を駆け上った。
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...気を取り直してフェスのレポートを書いていこう。
つちのこフェスタ開催
登場人物:
くっちゃん(女)、まっきん(女)
くっちゃんとは青森に混浴しにいくほどの仲の良さである。ちなみに彼女は大学でツチノコをテーマに卒論を書いていた。
まっきん:筆者。しょーもないことを全力でやるイベントや人が好き。つちのこが好きというよりかは、「つちのこフェスタ」という謎イベントにつられてやってきた。
ツッチー(左)とのこりん(右)
まずはじめに、我々は幼い子どもたちがツチノコの歌に合わせながら踊っているのを眺ていた。
そう、我々はツチノコを探しに来たにもかかわらず、会場では誰もツチノコを探していないのである(!)
ツチノコを探すのは「本気捜索隊」ぐらいである。
本気捜索隊とは、フェスタ会場からバスに乗って別の場所に行き、そこで本気でツチノコを探す特殊部隊である。
先着100人しか前売りチケットを買うことができない、選ばれしメンバーなのだ。
(私も買おうとしたけれど既に完売していた...!)
我々を含む、普通のチケット購入者は屋台を楽しんだり、宝さがしのイベントに参加したりするぐらいである。
くっちゃんはツチノコの好物だというさきいかと日本酒を持参してくるほどの熱の入りようだったが、誰もツチノコなんて探していないので、一度も開封することはなかった。
〜メモ〜
チケットは2023年度は3/1に発売開始され、定員も決まっていた。
ツチノコ探しに参加したい人は「本気捜索隊」の方を本気で取りに行くことをおすすめする。
食
屋台ではいろんなものが売っており、値段もそこまで高くなかった。
「つちのこ焼きいかがですかー」
おばちゃんの声につられて、屋台を覗いてみた。すぐに私はこの茶色いブツに目を惹かれた。
つちのこ焼き(200円)
1500円の前売りチケットには、後述する宝さがしの参加券のほか、屋台などで使用できる100円か200円分のクーポン券、抽選券やお茶引換券などがついていた。
そのクーポンを使ってこれを買った。
中にはポテトサラダが入っていた。本当はクリームとか甘いものを中に入れて欲しかったけど、惣菜路線だった様子。
以下、つちのこ館で購入した食べ物を紹介する。
つちのこ館とはーー
つちのこフェスタ開催場所(中川原水辺公園)から徒歩5分ぐらいのところにある、お土産やさん兼ツチノコ資料館。
ツチノコパン(300円)
頭にはあんこ、胴体はメロンパン、中にはクリームが入っていた。
(グロい)
アイスクリーム(450円だったかな)
アイスもおいしいけどやっぱり、上についているつちのこクッキーがうまかった。
つちのこ宝探し
目玉イベントの一つ、宝さがしに参加してみた。
この広々とした運動場みたいなところで、3センチぐらいの小さな木片を探すのだ。しかもこの広さに対して、木片は32個しかないという。鬼畜ゲーとはこのことか。
必死になって探す子どもたち。
制限時間は10分だ。
必死になって探す大人たち。
なんか、大人の方が数多くない...?
やっぱりこの祭り、主人公はおとななのか!?
私も軍手をはめて、木片チップの山々をかき分けかき分け、小さな木片をさがした。
が、、
見つからない。
「5、4、3、2、1!終了!!」
かけ声とともに、立ち上がると汗が吹き出ているのを感じた。
数人は見つかっていた様子だったが、司会者が「なかなか見つからないということでクレームも出ております」
実況していたので、難易度は高めだったようだ。
おまけ
水曜日のダウンタウンでおなじみの、チャンス大城がきていた。
私がしきりに
「すんげー、すんげー」
と感動していたのもあってか、このあとこっちを見てくれた。
感想
・意外と村人向けの祭りなのか?
我々はフェスタ前日から近くの旅館に泊まっていたのだが、そこでは1回も客とすれ違わなかった。
遠方から来ている人はこぞって東白川村の旅館に泊まると考えていたため、これにはびっくりした。
遠方から来ている人向けのイベントというよりかは、村人向けのイベントなのかー?
実際、幼稚園の子どもたちのおゆうぎ会や地元らしき人が演奏する太鼓のパフォーマンスなど、外部向けというよりかは村人の、村人による村人のためのお披露目会的な要素もあった。
とはいいつつもフェスタには「つちのこ学会 福岡支部」というゼッケンをつけた猛者もおり、岐阜以外からも参加者がいることは確かだった。
というかつちのこ学会ってなんだ...
・ツチノコは今年も見つからなかった
残念!!また来年...
というか私もいつかは本気捜索隊として参加して、大人たちがガチのマジになって伝説の生き物を探してるところを見てみたい。
・面白いイベントだった
大多数の人にとってはツチノコを探すための大会というよりかは、「ツチノコをテーマにしたイベント」という感覚が強いと思う。
それは私が本気捜索隊に入っていなかったからだとおもうがーー。
私としては、屋台でごはんを食べたり、ツチノコグッズを買ったり、童心に返って宝さがしができる最高のイベントだった。
また行きたいなあ。