神戸といったらスイーツ。
スイーツといえばケーキが王道だが、2番目にケーキ屋に置いてあるのはクッキー。
クッキーといえば「ファンテーヌブロー(店名)」の「リンツァーアウゲン(クッキー)」。
1ヶ月ほど前に友人が予約してくれたものが、今日ようやく買えた。
ある程度「待て」ができたものに与えられるご褒美なのでプレミア感満載である。
レトロ〜。
どれだけ売れても、この佇まいなのが驚き。
まあ初めて行ったので昔どんな店だったのかは知らないが、雑誌にも掲載されている有名なケーキ屋にもかかわらず、昔ながらの雰囲気が好印象。というか大好き。私はシェフと直で話したので、すごくこのケーキ屋が身近に感じられる。これからもがんばってほしい。ほんと、ファイト。友人が「クリスマスケーキはもう予約終わってますよね?」とダメ元で尋ねると、パティシエは「全然まだまだ予約大丈夫です。」と答えていた。「全然まだまだ」と答えているあたり、ケーキはクッキーほどは売れていないのだろう(クッキーが売れすぎているだけだが)。ケーキも売れて欲しい。
店内の値段とかも全部手書きだった気がする。おじいちゃんパティシエは本来、中でクッキーを作ってるはずなのに、なぜかレジをしていた。クッキーが人気で有名なのに、そういう家族経営みたいなところ、好き。昔ながらの良い店、ずっとあって欲しい。私、これからも買うよ。ファンテーヌボーレ?何回唱えても店名が覚えられない。ファンテーヌブローだ。ちなみに、この店名と同じ地名がフランスにもある。なぜそんなこと知ってるかって?最近、神戸にある異人館(昔、外人が住んでいた家)に行ったのだが、その時に「ファンテーヌブロー」という題名の絵を見たのだ。「え、知ってるんだが....」となった私の頭の中には、この洋菓子店とその絵がつながった。私の妄想では、このおじちゃんパティシエは昔ファンテーヌブローでケーキの修行をしていた。そして、おじいちゃんは日本に帰り、独立する際に「さて、店名はどうしようか....」と考えた。すると、頭にはふと昔みたフランス、ファンテーヌブローの美しい風景が。「決めた。」店主はそう呟いた。
(店主っぽい看板。リアル店主と結構似ていた。)
そうして決められたのが、この「ファンテーヌブロー」なのではないか...?
(あくまで妄想)
アプリコットとチョコレートの2種類。
18枚入りで1400円。
チョコが濃厚。そして、上に載っている生チョコがたまんない。美味しかった。1人で一気に食べちゃいそうだったので、一緒に買ったチョコケーキを食べた。これも美味しかった。
1行目から謝らなければいけないほどの人気ぶり。
このクッキーはネットでも買うことができるので遠方の人にもおすすめー。まあ、来年の3月以降からしか買えないっぽいけれど...
あとこのシェフ、帰り際に「壊れないように気をつけて持って帰ってくださいね」的なことを言っていた。それぐらい頑張って作ったのかな。大事に持って帰ろう。そう友人と話しながら2軒目のケーキ屋に行った。しかし、そこは狭い店内。やむを得ず、友人はクッキーの入った紙袋を床に置いていたのだがーーーーーーー。
店員「すいません!」
「いや大丈夫ですよ」と友人の声。
どうやら、店員が紙袋を蹴飛ばしてしまったらしい。
おじいちゃんパティシエ。愛情を込めて作ったクッキー。揺れる紙袋。
今頃、友人はクッキーを食べているだろうか。
もし割れていなければ、
こんな感じだろう。
P.S
いつもと違ってオタクくんみたいに一気に喋ってしまった部分があるが、お許しを。
むしろ、勢いがある方が書きやすいので、これからも急にマシンガントークを始めるかもしれない。
神戸は有名菓子店が多いので、どんどん巡って、どんどん紹介していきたい。