まっきんのブログ

衝動高めの学生の【神戸街ブラ】【日常】【珍スポ巡り】

初心者だけどダイエットのためにハーフマラソンに出てみた

5月

大阪城公園で開催された大阪城熱マラソンにエントリーした。

彼氏にも一応「一緒にエントリーする?」と聞いてみると

「申し込んどいて」との返答が。

初心者2人で走れるのは心強い。

 

当日までにおこなった練習

 

5月

4キロ 6回

6月

4キロ 1回

7月

4キロ 5回ぐらい

9月

4キロ 1回

10月

3キロ2回、4キロ 1回

 

エントリーしてからの総距離:62キロ

 

少ない。

まあでも高校の時陸上部の短距離走者だったので、あの頃は割と走ってたから今回もそこまで不安はなかった。

というか目標を10キロにしており、いつでもやめていいやと思ってたので、不安がなかった。

20キロは走ったことがなく、直近で走ったマックスが4キロとあまりにも少なかった。

先輩(彼氏)に「10キロ目標にする」というと「20キロがんばろうや」「一緒に走るで」と言ってくれたので、歩いてもいいのでとりあえず20キロ完走することを目標に変えた。(ちょろい女だ)

 

そして当日。

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めちゃくちゃ天気が良く、最高気温18℃と、走るのにはもってこいの涼しい気候だった。

この時、やっぱり先輩と一緒に来てよかったと思った。なぜなら彼は晴れ男だからである。彼といく旅行や登山は大体晴れる。

 

受付に行くとランナーがまあまあいた。全員で300人いるとのことだった。

大阪弁のラジオ体操が終わると、頻尿である私はそそくさと再度トイレに行き、10:05に始まった。

 

大阪城公園の黄色い銀杏並木を通り抜け、1周1キロのコースを20回まわるのだ。

10月だったこともあり、地面には銀杏が大量に踏みつけられいた。呼吸しづらくなるほどの匂いの中私はいつものペースで先輩と走り、8、9とようやく10キロの折り返しに来ていた。

「よっしゃ10キロ!!」と隣にいる先輩がいい、私は喋るとしんどくなりそうだったので声は発さず、右手でガッツポーズをしただけだった。

思えば先輩はいいやつだった。絶対先輩の方が速く走れるのにずっと私のペースに合わせてくれ、「ファイト!」と応援してくれるおっちゃんに毎回律儀に頭を下げ、全然何周走ったか数えない私の代わりに輪ゴムで今何周かをずっと数えてくれていた。私にはない優しさ、自分のためにだけではなく、相手のことを考えて動ける先輩が大好きだ。優しい。

しかし、私は彼と一緒にゴールしなかった。

16キロ走った!というところで先輩が「足痛いからあとからいくわ!」というので「OK、バイバイ!」と私は元気な声を出して1人で走り始めた。実は私は人と合わせて走るのが苦手で、自分のペースで走るのが好きだ。

そのままのペースで18周までいったが、その頃から足が重くなり始めた。

息は全然上がってなくて余裕なのに、足が上がらなくてペースがガタ落ちした。

歩いてるのか走ってるのかもわからないペースのまま、ひたすら20周するために体を前進させた。「止まっちゃダメだ、止まっちゃダメだ」と自分に言い聞かせ、ひたすらヨボヨボとジョギングを続けた。

1周するたびにスタート地点に戻ってくるのだが、もうほとんどの人がゴールしているのか、応援の声も全然なかった。主催者の人たちだけ「ファイト!!」とか「ナイスラン!」とか励ましてくれた。

走っている間、身体は熱いが、頭は冷静だった。色々なことを考えた。

例えば

(これは囚人ランだ...
私は囚人で20キロ走らないとシャバに戻れないんだ...)

とか最初の方は先が長くて暗いことを考えたりもした。

残り1周は元陸上部の血が騒いだのか、本気で走った。全力を出し切ることでやり切った感が出るので。

 

ゴール。2時間25分。

その後、先輩もゴール。

 

とにかく練習すればもっと速くなる!伸びしろしかないと思った。

 

周りをほとんど見ることなく終えた、超個人プレイだった今回のレース。

地面ばっか見て、応援者の顔をみることもなく、ただ「20周しなければ」という気持ちで走り抜けた。

次はみんなで「いやーお疲れ様です」とか「がんばれ」だの、気持ちを共有するようなことができたらええなあと思う。

また来年もダイエット目的で出よかな。

体重60キロあるから徐々に減らさないと。