まっきんのブログ

衝動高めの学生の【神戸街ブラ】【日常】【珍スポ巡り】

初めて内定をもらった

2020年から就活をはじめて、3年が経った今、ようやく就職先が見つかった。

私は大学を卒業して、大学院の修士2年になっていた。

 

ずっと自分に向いている仕事を探していたが、見つからず、どうしようどうしようと悩み、血迷い、行動した結果とりあえず1つは就職先が見つかった。

これで、彼氏を養える...!!
これで、彼氏と結婚できる...!!

ゼクシィを買って婚姻届を印刷しようかな。
内定もらったら婚姻届書こうと思っていたので、半分本気で半分冗談なのだが、それぐらい生活の先行きが見通せた感じがした。

 

これまで結構長い道のりだった。

2020年秋〜2021年秋

・公務員受験

・民間受験

・大学院受験

 

どんだけ血迷ってんねんってぐらい動いていた。将来どうするのかがわからなかったのでとりあえず行動していた年。

正直、周りがどんどん進路が決まっていたし全部中途半端な状況だったので、結構沈んでたこともあった気がする。

 

2022年春(大学4年)

大学卒業。

どこにも内定をもらえず、とりあえず資格をとっときなさいと母親に言われ、資格取得ができる大学院に入学。

 

2022年春〜2023年夏

とりあえず勉強、学会、実習。忙しかったが楽しかった。

内定をもらう。

 

合格体験記を読んでは、「人生に大逆転はある!自分もがんばろう!」と思っていたが、あんなのすごく能力はあるが今まで勉強の機会に恵まれなかったか、しなかった人が突然本気を出してポンと受かったケースが多いと思ってしまう。

 

 

ずっと大逆転あるぞと思って受験期は頑張っていたが、受験に落ちたり浪人したり、学部時代の就活も中途半端に終わったりなど、色々挫折をした経験から今なら思える。

大逆転ケースは、ほんまにレア。

 

大体の人は地続きの人生を歩んでいるから、今まで偏差値48だった人とかが急に東大に受かったり、今まで編集などとは無縁の生活を送っていた学生が急に出版社に受かるなど、レア中のレアなのでは?いや、今は出版社も大変な時代だから会社を選ばなければ編集職にはつけるとは思うが。

 

なぜこんな人生大逆転ケースに疑問を感じていることをわざわざ書いているかというと、私も就活中は血迷いまくって、編集者を目指していたからだ。

心理師を養成する大学院にいるのだが、ずっと書くことや何かを企画したりするのが好きで向いていると感じていたため、編集者になりたい気持ちが心のどこかにずっとあった。

 

なので修士1年の夏には出版社のインターンに参加したり、新聞社の合同説明会に行って地方新聞社の記者に「記者になりたいかもしれないんですけど、私でもなれますかね...?」など謎の質問をしたりしていた。

とにかく、興味のある分野にはひたすらインターンや説明会へ参加して、自分がピンとくる職業を探していた。

 

そして今年の5月には、インターンに行った出版社にエントリーしたのだが、書類選考で落ちてしまった。彼氏と砂浜に遊びに行っている途中にそのメールを見たのだが、その瞬間に

「もう心理一直線でいこう」

そう思った。

 

そこで覚悟が決まったため、1社目の面接で内定をもらうことができた。

 

自分は心理学部でかつ心理の大学院にいるため、心理職という狭いフィールドでの就活では割と苦労なく行き先が決まった。

やっぱり自分が今勉強している分野を活かした就活をすると、受かりやすい。

そりゃ、心理師養成校にいる学生が急に編集者なりたいですっていって面接にきても、編集者目指してコツコツ予備校に行っていた人や、メディア学部出身の学生の方が志望度は高いので発言の信用度も高くなるだろう。

その逆も然りで、私は心理学を学んで6年目なので面接では「しっかり専門分野を学んできた人」というフィルターがかかっていたと思う。そういう面では今学んでいることに近い分野の職種を受けた方が自分もその知識を活かせるし、活躍できる可能性も高い。なので就活で受かる可能性も高い。結局それがスムーズなのだ。

 

 

就活うまくいかなくて悩んでいる人へ

 

・専門分野を極めてから就活するとめっちゃ受かりやすい

(ライバル減るから)

 

・なのでお金があるなら大学院進学がおすすめ

 

・悩んでても状況はそんなに好転しないので、気になる分野の説明会やインターンに参加して肌感覚で決める。

また、人生の先輩である社会人に相談すると良いアドバイスをもらえることもあるのでおすすめ。

 

肌感覚で決める。とかいたが、私は決められなかった(笑)

なので、結局心理の就活をしつつ、本当に気になる会社は1社だけだが受けた。

そこに落ちたとき、編集職への未練みたいなのがすっぱり断ち切られた気がした。そこから「やっぱ編集もうちょっと受けよかな」なんて思ったことが一度もない。

どんどん行動して、その結果どんどん選択肢が消えていって、残ったものが縁のある会社。

 

行動した結果「あそこもいいな」となって逆に行きたい会社が増えるかもしれないが、実習に研究に勉強にってもう時間がないので、手にもてるだけの選択肢は限られてくる。

その中で落とされたり、自分でなんとなく嫌だなと思って受けるのをやめたりしていくうちに、手元の駒が限られてくる。

そしてうまくいくときはスムーズにいく。と誰かが言っていたとおり、私の場合は心理職!と決めた瞬間に内定をもらえた。

 

3年間も悩み、進路のことばっかり考え続けてきたが、いざ終わってみるとあっけない。

 

仕事で自己実現もありだが、私の場合は生きるため、結婚するため、仕事する!

になった。途中から。

最近まで「自分にしかできない仕事、自分に向いている仕事でなければいけない」と信じていたため、なかなか道を決めることはできなかったが、出版社に落ち、周りが同棲を始め出してからは「結婚!!」「結婚のため働く!!」

結婚戦闘民族になってしまった。

歳を取ったり、行動していくうちに、考え方や価値観がコロっと変わることもあるんだなと実感。

 

とにかく就活はほぼ終わったので、今は映画を見たり料理をしたりゆっくり過ごしている。

頭の中の考え事が消え去ったので、心は凪のように落ち着いている。

 

ある程度ストレスがないと張り合いがないので、そろそろ新しいことを始めようと思う。

 

進路が決まらない、いまの自分が理想とかけ離れている、そういう現実に対して「生きてるだけでやっと」というときもあったけれど、時間が立って状況が変わった今は、楽。

 

100%理想の自分ではないけれど、まあアンパイ(安牌)。

 

その中で求められることをこなしていって、スキルを身につけて自分の中に哲学みたいなものを貯めていくことができれば、嬉しい。