自分は人の話を聞くよりもしゃべりたいし、人の重い悩みなんて聞いてたら自分まで病んでしまいそうだからカウンセラーなんて無理だわ。こわい。
って思ってた。
そして今、臨床心理学専攻の修士2年なわけだがー
自分が大学院に入るまで持っていた不安に答えていこう!
超自己満!楽しい。
自分の質問に自分で答えるわけだからね。
途中から自分が持っていたというより,後輩が気になっていたであろう質問に答えているけれど。
前提として
大学院に入ると、担当の患者さん(クライエントさん)を持ちます。その方と週1〜月1ぐらいの頻度で面接をします。私の周りでは1人1〜4ケース持ってます。そして疑問とかが出てきたら、ゼミなどで先生や仲間にアドバイスをもらうわけです。
・悩みを聞いて自分まで病むのでは
→たしかに身内が自殺で亡くなったとか、なんやかんやめっちゃ重いケースはいっぱいあります。そしてそのようなクライエントさんとのやりとりを授業で発表しないといけないので、嫌でもそういう内容は耳に入ってくるわけです。
私は別にイヤではないけれど。イヤだったらこんな臨床心理学とか学んでないですし。
たしかに真剣に聞いてたら結構重くてズーンってなります。結構しんどかったのが、アルコール依存症の当事者の話。身の上話から自分が酒に溺れるまで。そしてそこから酒を断つまでにどういう道のりを歩んだのかー。そういう「生」の話は結構重いですね。結構引きずります。家にまで持ち帰りたくないので、電車に乗る前に友達と「結構重かってんけどさっきの話」とか言って、共感してもらったりしてちょっとずつ中和していきます。
で、人の話聞いたり担当のクライエントさんのつらい話を聞くわけですが、多分みんな自分なりに気分転換してやりくりしてます。少なくとも同期でクライエントさんの話を聞くのがしんどすぎて病んでしまった人はいないです。
気分転換としては、面接後に自分の好きなものを食べに行ったりとか。
とにかくセルフケア。自分を大事に。自分に余裕がないと他人を助けられない。つくづくそう思います。
・大学院生って忙しすぎてバイトできないのでは
→できます。たしかに忙しい時は忙しいけど、みんなバイトしてます。でも学部の時と比べると私の給料は半分に落ちました。全然働いてないからですね。
私の場合は公務員試験の勉強と研究とケースの3つで精一杯で、バイトをガツガツできるキャパシティがなかったので。
週3回働いて月6-8万稼いでる人もいるけれど、そんなの学部の時でも無理だったので、わたしは大人しくお小遣い程度の銭稼ぎをしています。とにかくバイトではお金よりも経験を買っています。学校から心理系のバイトの募集がくるので、それに応募して心理家の走りみたいなことをさせてもらうわけです。そこで色々教えてもらって、社会に出る前に経験を積ませてもらってます。
・大学院生活で恋愛はできるのか
→できると思います。
私の学年では少なくとも2カップルは成就しました。学年の人数が40人ぐらいいるので、当然っちゃ当然かもしれませんが。
ゼミで一緒にいたり、わからない問題を教え合っているうちに仲良くなっていることが多いと思います。大学院生といえども学生なので、喋る機会も遊ぶ機会も多く、距離が縮まるのも早いと感じます。
・就活はいつするのか
→バラバラです。卒業間際に学会で声をかけられて就職が決まる人もいれば、自分みたいに公務員試験を受けて夏に就職先が決まる人もいます。修士2年の1年間のうちのどこかで決まってく感じですかね。
学校から病院のカウンセラーの募集案内がきたりもしますし、先輩のつてで入ったり、実習先にそのまま就職したり、学部の時よりも就職の仕方が多様だと感じます。
大学院生活は概ね楽しい。
みんな働いてるから焦るけど、私は社会に出るまでの練習期間と捉えている。